ニュース, 講演予定

瀧准教授が技術情報協会で講演します。

UV硬化樹脂の材料設計における

最適な開始剤の選び方と硬化阻害・収縮対策

<14:00~15:20>

2.紫外線硬化樹脂の硬化過程の測定法

金沢大学 理工研究域 自然システム学系 准教授(テニュアトラック教員) 瀧 健太郎 氏

【講座の趣旨】
紫外線(UV)硬化樹脂が、紫外線の照射とともに硬化していく過程を測定する方法について、real time FT-IRとPhoto DSCを例に解説します。これら二つの手法は 代表的かつ簡便な測定手法として紹介される場合が多いですが、測定の原理やコツを知らないと、再現性の良いデータを得ることができず、データの解釈に困ることがあります。この講演では、測定の原理から説明し、測定中に気を付けるとよいことなどを実際の実験データを示しながら説明します。

1.紫外線硬化樹脂の硬化過程の測定法の分類
(1)分光学的手法
(2)熱力学的手法
(3)その他の方法

2.real time FT-IR法による硬化過程の測定
(1)測定原理
(2)光学系
(3)再現性を向上させるための工夫
(4)データ解析例(UV強度と照射時間)

3.Photo-DSC法による硬化過程の測定
(1)測定原理
(2)測定装置の種類
(3)再現性を向上させるための工夫
(4)データ解析例(UV強度と照射時間)

4.硬化過程のモデル化と数値シミュレーション
(1)モデル式
(2)モデルのパラメータの算出
(3)暗反応解析
(4)酸素阻害反応のモデル化
(5)数値シミュレーション解析例
(5)モデル化の問題点

5.まとめ
(1)測定方法の違いとデータの解釈
(2)硬化過程の測定とモデル化
【質疑応答・個別質問・名刺交換】

 

 

http://www.gijutu.co.jp/doc/s_412252.htm