これまで何度も世界で活躍するためには博士が必要だ~.
という風潮がありました.それを政策としてやり過ぎたのが,
いまもつづくポスドク問題です.
が,しかし,欧米でPhDをとる学生数は増えています.
これは相対的にPhDの質が落ちていることを意味しているはずでして,
日本人の修士+英語力(これが大事ですが)と同じくらいの能力でも,あちらではPhDとして活躍しているわけです.
外国人留学生の増加により日本人学生が就職活動で競り負けることや,将来,人工知能の発達で単純なルーチンワークはロボットやコンピュータにとってかわることになります.
ゼロからあるいは一から物事を想像できる人だけが,
まともな生活ができる厳しい時代が来るのではないでしょうか.
瀧研究室でも博士後期課程の学生を募集しています.
ゼロベースから研究を立ち上げて,
研究分野の世界の地平をのぞいてみる時間というのも
長い人生のなかで貴重なことだと思っています.