瀧研究室では成形加工実験室の整備を行っています.
本日は,一次側電気工事が完了しましたことをお知らせします.
二軸押出機と高圧露光装置のための動力として三相125Aを付けました.
電気室の空きの関係で,同時に二つの装置を動かすことはできそうにありませんが,
十分な電気容量だと思っています.
二次側は,高圧露光装置が7月2日~3日,二軸押出機は7月9,10日に予定しています.
もうしばらくの辛抱で,快適な実験室が手に入ります.
Social contributions by solving problems through our research
1. 鈴木将平, 高山哲生, 伊藤浩志, 瀧健太郎, 京谷隆, アルミニウム陽極酸化膜を用いた高分子ナノ繊維の作製とその物性・高次構評価, 繊維学会年次大会, タワーホール船堀, 2E09, June 11, 12:00 (2015).
2. ○江川知史,高山哲生, 伊藤浩志, 瀧健太郎, 結晶性高分子材料を用いた溶融押出ロールインプリントにおけるフィルム表面への微細転写性と構造評価, 繊維学会年次大会, タワーホール船堀, 2P245, June 9 (2015).
瀧准教授がPPS31 Jejuにて1件の口頭発表を行いました.
1. Kentaro Taki, Takehiro Taguchi, Hiroshi Ito, Effect of Chain Length of UV Curable Monomer on Conversion, Kinetic Chain Length and Viscoelasticity, The 31st International Conference of the POLYMER PROCESSING SOCIETY, International Conference Center JeJu, Korea, ORS1-05, pp.862, June 9, 17:30-17:50 (2015).
瀧健太郎准教授がプラスチック成形加工学会で1件の口頭発表を行いました.また,同内容にてポスター発表も行いました.
タイトル UV硬化樹脂の積層成形(3DUVプリンター)シミュレータによるエッジ部硬化挙動の解析
著者名 瀧健太郎
瀧研究室(代表者 金沢大学准教授 瀧健太郎)では,UV硬化中の粘弾性変化が測定可能なフォトレオメータを導入しました.
この装置を使用することで,UV硬化中にどのようにして弾性が発現していくかを研究することができます.また,様々なUV硬化樹脂やインクなどの性状を把握するのにも使えます.
この装置の特徴は,通常のコントロールパネルを装置右側に配置することで,ステージ下を解放状態にできていることです.このスペースに光散乱装置などを組み込むことで,UV硬化中の不均一構造の形成を過程について研究することができます.
主な仕様
粘弾性測定装置 Anton-Paar社製 MCR302-WESP
高圧水銀ランプ ExFo社製 S2000
瀧研究室ではUV硬化樹脂の硬化収縮をリアルタイムで測定することが可能な
レーザー変位計を開発・導入しました.この装置では,UV硬化時のフィルムの厚さ変化を
リアルタイムで,数十ナノメートルオーダの分解能で測定可能です.測定可能な膜厚は20μm以上です.
主な仕様
レーザー変位計 キーエンス製 LK-H008
高圧水銀ランプ ExFo製 S2000
型式 | LK-H008 | |
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設置モード | 正反射 | |
基準距離 | 8mm | |
測定範囲 | ±0.5mm | |
光源 | 赤色半導体レーザ | |
波長 | 655nm | |
レーザクラス | クラス1レーザ製品 | |
出力 | 0.3mW | |
スポット径 | φ20μm | |
直線性 | ±0.05% of F.S.(F.S.=1.0mm) | |
繰り返し精度 | 0.005μm(0.001μm) | |
サンプリング周期 | 2.55/5/10/20/50/100/200/500/1000μs
(9段階可変) |
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温度特性 | 0.02% of F.S./℃(F.S.=1.0mm) |