瀧准教授が第82回化学工学会年会にて下記のタイトルで学会発表を行いました。
講演番号E114 UV硬化型3Dプリンター: CLIPの造形シミュレーション,瀧健太郎
Carbon 3D社の3DプリンターCLIP内部で起こっている現象について詳細に解析するためにUV硬化モデルを構築し,酸素濃度や反応率についてシミュレーションを行いました。
Taki lab, Mechanical Engineering, Kanazawa University
Social contributions by solving problems through our research
瀧准教授が第82回化学工学会年会にて下記のタイトルで学会発表を行いました。
講演番号E114 UV硬化型3Dプリンター: CLIPの造形シミュレーション,瀧健太郎
Carbon 3D社の3DプリンターCLIP内部で起こっている現象について詳細に解析するためにUV硬化モデルを構築し,酸素濃度や反応率についてシミュレーションを行いました。
瀧研究室では,学生にプログラミングをスキルとして身に着けてもらうために,レゴのMINDSTORM EV3というロボットを購入しました。5台で20万円。もっと安いRaspiとかAruduinoも考えたけれど,完成度が高いのがレゴでした。
ロボットのプログラミングで学んでもらいたいのは,細かなテクニックではなくて,ゴールにたどり着くのにたくさんの方法が考えられるような問題で,アイディアをたくさんだして,試行錯誤して,ゴールに早くたどり着く力を養ってもらいたいからです。
研究の世界では,アイディアを試したいけど,リソースやお金,時間の制約がたくさんあるのが,現実です。限られた時間で,できることは常に限られています。そのような環境下で,最適な選択ができた人たちが,大きな成果を得られるのが研究の厳しさであり,面白さでもあります。
レゴは,その制約がほとんどない。いわばハイテクの砂場です。自分が思いついたアイディアを,ブロックで組み立てたり,すぐにプログラムしたりして,ロボットを動かせば,試したアイディアがよかったのか悪かったのか,すぐわかる。よかったらさらによくするにはどうすればいいか,考えればいいし。悪かったら原因を追究するために,また,新しいアイディアを考えればいい。
こういう経験を通じて,自分でアイディアを考えて,挑戦するマインドを自分の中に構築してもらいたい。少ない試行回数で,無数の選択肢から,一番良さそうなものを選び取っていき,ゴールに早くかつ正確にたどり着くスキルを養ってほしい。
これからは,AIに使われるか,AIを作るかで,年収が10以上違う時代になるはずだから,AIにできないことを人間は伸ばしていかなくては。
がんばれ,瀧研の学生たちよ!
下記のリンクをクリックしてください。
1. Kentaro Taki, Shunsuke Kondo, Hiroshi Ito, Effects of UV Intensity, Line-speed, and Light distribution on Conversion and Surface Elastic Modulus of Roll-to-roll UV-cured Film, Journal of Photopolymer Science and Technology, (2017).
積層型3Dプリンターに関する論文がChemical Engineering Scienceに掲載されました。共同研究していただいた方に大変感謝申し上げます。
Kentaro Taki, Yoshihito Watanabe, Tadao Tanabe, Hiroshi Ito, Masahiro Ohshima, Oxygen concentration and conversion distributions in a layer-by-layer UV-cured film used as a simplified model of a 3D UV inkjet printing system, Chemical Engineering Science, 158, 569-579 (2017).
高分子学会ポリマー材料フォーラム
瀧健太郎, ラジカル系紫外線硬化樹脂の暗反応解析と硬化過程の反応工学的モデル, ポリマー材料フォーラム, 名古屋国際会議場, 高分子学会, Nov 11 12:00-12:30 (2016).
Moldex3Dの最先端技術紹介
瀧健太郎, プラスチック成形加工におけるCAEの役割と将来, Moldex3Dの最先端技術紹介, オンコンパス 名古屋笹島会議室 RoomA, セイロジャパン, Nov 11 14:00-15:00 (2016).
10月26日に行われましたRadTech Asia2016にて瀧准教授が招待講演並びに学生がポスター発表を行いました。
招待講演
1. Kentaro Taki, Yoshihito Watanabe, Hiroshi Ito, Masahiro Ohshima, Photopolymerization kinetics of different chain sizes of bi-functional acrylic monomers using real time FT-IR, RadTech Asia 2016, Hilton Odaiba Tokyo , RadTech Japan, Oct 26, 13:30-14:00 (2016).
一般講演
1. Kentaro Taki, Takehiro Taguchi, Ryota Hayashi, Hiroshi Ito, Photopolymerization kinetics of different chain sizes of bi-functional acrylic monomers using real time FT-IR, RadTech Asia 2016, Hilton Odaiba Tokyo, S-2 3D Printing Technology, Oct 26 (2016).
ポスター発表
1. Kanji Niinuma, Kentaro Taki, Anti-glare layer formation on PC using UV curable resin and high-pressure UV exposure, RadTech Asia 2016, Hilton Odaiba Tokyo, Oct 26 (2016).
2. Hiroki Kondo, Kentaro Taki, Ascaling relation of UV intensity and gelation time in UV-induced photopolymerization of multi-functional monomer, RadTech Asia 2016, Hilton Odaiba Tokyo, Oct 26 (2016).
3. Ryota Hayashi, Kentaro Taki, Kinetic analysis for photo-induced polymerization of multifunctional monomer and reactive polymer, RadTech Asia 2016, Hilton Odaiba Tokyo, Oct 26 (2016).
瀧准教授が,プラスチック成形加工学会の発泡・超臨界流体利用加工技術専門委員会にて招待講演を行いました。
日時 9月26日 14:30-16:00
技術講演「物理発泡における気泡の生成,成長,合一の基礎」
場所 クニムネ